新たな教師の学びの姿の実現に向けて(1)
11月15日(月)に、中央教育審議会「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会において、「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて‐審議まとめ‐」が取りまとめられました。
審議まとめでは、①教員免許更新制の発展的解消、②国の指針の改正、③公立学校教師の任命権者に対する記録管理の義務づけなど、「令和の日本型学校教育」を担う「新たな教師の学びの姿」を具体化するための提言がなされています。
11月19日(金)閣議後の記者会見においては、末松大臣から、
私としては、審議まとめを踏まえた新たな仕組に早期に移行する必要があると考えたため、先日、事務方に対して、①教員免許更新制の発展的解消、②国の指針の改正について、次期通常国会で法改正をお認めいただいた場合、時間を置かず速やかに施行する方向で検討・調整を進めるよう指示をしたところです。
仮にこうした内容を盛り込んだ法改正が実現した場合、来年度、法律が施行された以降に免許の有効期限を迎える先生は、大学における免許状更新講習の受講や免許の更新の手続の必要がなくなります。各大学におかれては、こうした状況を踏まえ、来年度の免許状更新講習の開講について、適切にご判断いただきたいと考えております。
また、③公立学校教師の任命権者に対する記録管理の義務づけについては、都道府県等において準備が必要です。そのため、令和5年度からの実施とすることを念頭に置いて、来年度、国会で法律改正がお認めいただけた場合、できるだけ速やかに実施いただけるよう、都道府県等に働きかけていきたいと思います。
との発言がありました。
文部科学省においては、審議まとめを踏まえ、省をあげて必要な対応を進めてまいります。
なお、新たな教師の学びの姿の実現に関して、今回を1回目とし、次回(2回目)、以下の内容を発信する予定です。
○中央教育審議会「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会の委員による、新たな教師の学びの姿の実現に向けたメッセージ
【リンク】
○「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて」審議まとめ
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2021/1422489_00010.html(資料4-1)
今後とも、note上で記事を発信してまいります。