学校をとりまく課題の解決に向けてチーム学校で実践した取組を広く募集・公開することで、学校管理職等の皆さんのご参考にしていただき、学校改善につなげる活動として、独立行政法人教職員支援機構(略称:NITS・ニッツ)が取組の実践を募集する「NITS大賞」があります。 今年度は主題を「子供一人一人が輝ける場となるように~教師の働きがいを再構築する学校づくり~」とし、子供たちを主語にするために、教職員が主語となり、教職員、児童生徒、保護者、地域の方々などの多様な人々との協働を含め、の
前編に続き、後編をご紹介します。 取り組まれる中で、御苦労された点、工夫された点について教えてください。ー学校にとって部活は伝統的な文化ともいえるもので、それを変えようとすることは困難を極めました。これまでに前例のない取組であり、いろいろな立場からの対極的な御意見や批判もいただきながら、手探りで改革を進めていくしかありませんでした。 特に、生徒や保護者はもちろん、部活に膨大な時間を捧げてこられた先生の理解が得られるか、財源、指導者の確保、責任問題、受け皿となる団体探し、社
今回は、公立中学校の校長として部活動改革に積極的に取り組んでいる、八重樫 通(やえがし とおる)先生にインタビューしました。前編、後編に分けてご紹介します。 部活動改革に取り組まれたきっかけ、問題意識はどのようなものですか?-私の部活動改革への取組は、2017年に校長として赴任した茎崎中学校において、生徒数の減少により、野球部やサッカー部が廃部の危機にあったことに端を発します。当時、全校生徒数が200名まで減っていました。生徒のやりたい気持ちが学校の生徒数に左右されることは
6月28日、千葉県八街市において下校中の小学生5人が死傷する痛ましい交通事故が発生したことを受けて、7月9日、文部科学省・国土交通省・警察庁は、通学路における合同点検の実施に関する通知を発出しました。 今回の合同点検は、全ての通学路に対する一斉の再点検を求めるものではなく、以下の観点を踏まえた補完的なものとして、これまでの合同点検等の蓄積を活用し、地域の実情を踏まえた効率的・効果的な対応をお願いするものです。 ・見通しのよい道路や幹線道路の抜け道になっている道路など車の速
本プロジェクトにお寄せいただいた声の中に、時間外の電話を自動音声機能による対応としている学校の取組事例を紹介するものや、業務時間外の留守番電話の導入を求めるものがございました。 文部科学省の調査によると、各教育委員会における留守番電話の設置やメールによる連絡対応の体制整備の取組状況について、都道府県、政令市はそれぞれ66.0%、90.0%が整備している一方で、市区町村での実施は40.9%にとどまっています。 文部科学省が作成した「全国の学校における働き方改革事例集」(令和